昨日のPS274のブログの続きでも書こうかと思ってます、
いや書きますTです。
さて、先日のエアブラシ分解洗浄に関してで、よくお話を聞くドブ付け洗浄(ディッピング洗浄)に関してです。
よくドブ付け洗浄(ディッピング洗浄)をされるモデラーがいらっしゃるかと思いますが、
これはメーカーとしてはやらないでくださいということが公式見解です。
何でや!?という方もいらっしゃると思うのでご説明。
エアブラシにはOリング(ゴムパッキン)が使用されてます。
説明書の分解図でいうところのパッキンの大半がゴムパッキンです。
「大半」というのは古い型ではない限りニードルパッキンはテフロン加工されているのでゴムパッキンでは無いのですが、
その他のパッキンはゴム製です。
PS289の分解図を見てみましょう。
エアブラシ本体でOリングが使用されているのは、
(12)ピストンパッキン、(14)エアーバルブ(Oリング付)、
(17)ニードルストッパー(Oリング付)と、
図面だけにしか載ってないんですが、ヘッドにもOリングが使われています。
このOリングちゃんは溶剤にとっても敏感で、溶剤に浸かると大きくなります。
これがドブ漬け洗浄をしちゃいけない理由のひとつなんですがでは実際、
どのくらい大きくなるの?
実験!実験!実験だぁ~!!
さて、お昼ご飯を食べる前の11時40分過ぎ、次の条件でテストです。
使用するのはOリング(大)とOリング(小)。
これをそれぞれ一個ずつ、水、水性ホビーカラー用うすめ液、Mr.カラー用うすめ液、
レベリングうすめ液、Mr.ツールクリーナーに漬けてみました。
ちなみに漬ける前のサイズはOリング(大)が10mm、Oリング(小)が4mmでした。
さて、お昼ご飯を食べました。今日はミニストップのチキン南蛮弁当におにぎりでした。
会社では弁当におにぎりってどうよ?って話題になってましたが、弁当じゃ足らんのよ。
時計を見ると1時寸前。
きっかり1時間じゃないのはご愛嬌。
一つ一つ取り出すと衝撃の結果が!!いや、結果はわかってましたけど、ごめんなさい。
水、大小ともに変化無。
水性ホビーカラー用うすめ液、大小ともに変化無。
Mr.カラー用うすめ液、Oリング(大)が11mm、小は変化無。お、大きくなっとる。。。
レベリングうすめ液も、Oリング(大)が11mm、小は変化無。お、同じ大きさにでかくなっとる。。。
さて、クレオス最強の洗浄液、ツールクリーナーさんは?
で、でかい!!Oリング(大)が、12.5mm、25%増大しとる・・・。
でも、小は全然変わりなし。
結論~。
溶剤につけるとパッキンは大きくなります。大きくなったらどうなるのか?
1・弱くなる。
2・ピストンパッキンが膨張しちゃってピストンがうまく動かなくなる。
3.ニードルストッパーにOリングが入らなくなる。
です。
なのでドブ漬けはしないで欲しいなぁ。
ちなみに、Oリングに塗料がついちゃっても同じ溶剤なので大きくなるよ。
メーカーの人間あるある。
・ 見た目が新品みたいに綺麗なエアブラシ修理依頼品はドブ漬け洗浄している。
ね~、なか○らさん。
ちなみに他にもドブ漬け洗浄しちゃいけない理由があるんですが、それはまた気が向いたら~
(明日は特盛ペヤングと、卵サンドだな・・・。)